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クラブサンドイッチ 1997年 冬号 No.84
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商品番号:FAB11420035
イギリスのポール・マッカートニー公式ファンクラブ紙(英語版)。
約413×279mm(16.25×11インチ)の新聞判
この号の大きな柱は、
- 「Beautiful Night」
- HMVオックスフォード・ストリートでのサイン会
- 『Standing Stone』
- 1997年のポールの活動
です。
■ 「Beautiful Night」が大きな話題
No.84には、シングル「Beautiful Night」のプロモーション・ビデオ撮影についての記事があります。
これはかなり『Club Sandwich』らしい記事で、1997年10月28日、ロンドン東部のNightingale Estateで行われた撮影の様子を伝えています。
ポールは「Beautiful Night」の最後の部分を、場所を変えながら何度も何度も演奏。
その撮影をしていると、近くの集合住宅から住人がベランダに出てきて、紅茶を飲みながらポールの演奏を眺めていたという、ちょっと笑えるエピソードまで紹介されています。
こういう「大スターなのに、撮影現場では近所の人が普通に眺めている」という話は、まさに『Club Sandwich』向きですね。
■ HMVでのサイン会
そしてNo.84でもう一つ大きいのが、1997年10月16日のHMVオックスフォード・サーカス店でのサイン会です。
これはポールにとってかなり珍しいイベントでした。
HMVのリニューアル・オープンに合わせてポールが登場し、
- 『Flaming Pie』
- 『Standing Stone』
- ポスター
- 写真
- フライヤー
などにサイン。
約70分間、ファンのためにサインを続けました。
マーク・ルイソンによるNo.84の記事では、ファンがポールに会えた瞬間の表情を非常に生き生きと描写しています。
ここでルイソンが強調しているのは、
ポールはファンの「上」にいる人ではなく、ファンのところへ自分から出ていく人だ
ということ。
1997年にSirになったばかりのポールが、それでもファンの目の前に座って70分間サインをする。
これはNo.81の「Sir Paul誕生」と対照的で、肩書きが変わってもファンとの距離感は変わらないという『Club Sandwich』側のポール像がよく出ています。
■ このサイン会には「歴史」がある
HMVでのサイン会には、単なる『Flaming Pie』『Standing Stone』の宣伝以上の意味があります。
ポール自身が、
HMVはビートルズの最初のレコード契約につながった場所
という趣旨の話をしています。
1962年、ブライアン・エプスタインがHMV側の人物を介してジョージ・マーティンとの接点を作り、それがパーロフォンとの契約につながった。
その場所に、35年後のポールがSir Paulとして戻ってきたわけです。
これは非常に象徴的。
1962年=これからデビューする無名のビートルズ
↓
1997年=Sir Paul McCartneyとして『Flaming Pie』『Standing Stone』を発表するポール
という35年の歴史が、一つの場所でつながっています。
■ 『Standing Stone』も重要
No.83では『Standing Stone』が「これから出る作品」として扱われていましたが、No.84ではすでに発売された作品として登場します。
1997年10月14日にはロイヤル・アルバート・ホールで世界初演が行われ、No.84の時期にはポールの新しいクラシック作品として大きな話題になっていました。
HMVのサイン会でも、ポールは『Flaming Pie』だけでなく**『Standing Stone』にもサイン**しています。
つまり1997年後半のポールは、
ロック・アルバム『Flaming Pie』
と
クラシック作品『Standing Stone』
の二つを同時に世に出していたわけです。
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