クラブサンドイッチ 1992年 春号 No.61

クラブサンドイッチ 1992年 春号 No.61

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商品番号:FAB11420005

 

イギリスのポール・マッカートニー公式ファンクラブ紙(英語版)。

約413×279mm(16.25×11インチ)の新聞判

1992年の最初の号であり、『Off The Ground』時代の幕開けを告げる重要な一冊です。前年のNo.60が1991年の総括だったのに対し、この号では「次に向かうポール」をテーマにした内容が中心となっています。16ページ構成です。

■ マーク・ルイソンによる独占インタビュー「The Other Me」

この号最大の見どころは、マーク・ルイソンによるロング・インタビュー 「The Other Me」 です。

テーマはポールがこれまで使ってきた変名(ペンネーム・芸名)

例えば、

  • Percy "Thrills" Thrillington
    • アルバム『Thrillington』誕生秘話
    • 「長年正体を隠していたけれど、実は僕だった」と本人が語る。
  • Paul Ramon
    • シルバー・ビートルズ時代に使った名前。
    • 1969年、スティーヴ・ミラーとの「My Dark Hour」録音でも再び使用した理由。
  • Billy Martin
    • 『McCartney』録音時にスタジオ予約で使った偽名。
  • Clint Harrigan
    • 『Wild Life』のライナー・ノーツを書いた架空の人物。

など、ファンの間で長年語られてきた逸話をポール自身がユーモアたっぷりに明かしています。


■ ビートルズ時代の裏話

このインタビューでは変名の話だけでなく、

  • ジョニー・ジェントルとのスコットランド・ツアー
  • 「Paul Ramon」という名前の由来
  • リンゴだけが芸名を使い続けた理由
  • アレン・クラインとの対立の夜に録音された「My Dark Hour」

など、1960年代の回想も数多く語られています。

特に、

「あの夜がビートルズが本当に壊れた夜だった」

という1969年のAppleでの対立についての証言は、現在でも引用されることがある重要な発言です。


■ 新作レコーディングの近況

ニュース欄では、

  • 新しいアルバム制作
  • ホグ・ヒル・ミル・スタジオでの録音
  • バンドとの作業

などが紹介されます。

この時点ではアルバム名『Off The Ground』はまだ公表されていませんが、「新作が順調に進んでいる」ということがファンクラブ会員向けに伝えられていました。


■ MPLニュース

恒例のMPL情報では、

  • 最新グッズ
  • 通販案内
  • ファンクラブからのお知らせ
  • ポールやリンダの近況

などが掲載され、1992年らしい穏やかな活動の様子が伝えられています。


ビートルズ研究資料としての価値

No.61は、前年夏号(No.58)の『Unplugged』インタビューとはまったく異なる方向性の資料です。

No.58が**「作品解説」だったのに対し、No.61は「人物・歴史証言」**として非常に価値があります。

とりわけ、

  • Percy Thrillingtonの正体
  • Paul Ramonの由来
  • Billy Martin
  • Clint Harrigan

といったポールの「もう一人の自分(The Other Me)」について、本人が一つひとつ解説した資料は非常に珍しく、後年の書籍やウェブ記事でもたびたび引用されています。

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