臨時増刊号 「1990年代のポール・マッカートニー アルバム、ツアー、アート、スクール、クラシック〜全仕事〜」 Paul McCartney

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商品番号:11005086

 

臨時増刊号 1990年代のポール・マッカートニー
全136ページまるごと1冊ポール・マッカートニー!

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1990年代のポール・マッカートニーを語る上でまず欠かせないのは、初のソロ・ツアーだ(1989年からスタート)。『ザ・ポール・マッカートニー・ワールド・ツアー(後にゲット・バック・ツアー)』(1989年9月~1990年7月)と『ザ・ニュー・ワールド・ツアー』(1993年2月~12月)の2大ソロ・ツアーに、ミニ・ツアーである『アンプラグド・ツアー』(1991年5月~7月)を加え、名実ともに期待を上回るものとなった。ここでの手応えがまたポールをロードへと誘うことになる。

A5判/136頁

 

大好評の臨時増刊号の続編!

2019年に刊行し、好評いただいた『1980年代のポール・マッカートニー』の続刊が、熱いご要望にお応えして早くも登場。80年代の書籍は、ディスコグラフィ的側面が大きかったですが、90年代はツアー、LIPA創立、アート『ポール・マッカートニー・ペインティングス』、音楽の方もクラシックやファイアーマンなどさまざま。多彩なポールの活動を改めて年代順に追っていくことで、見えてくるポールの頭の中。これからのポールとつきあっていくためにも、これまでのポールをおさらいしよう!

多彩なアルバムの数々

スタジオ・オリジナル・アルバムでは“OFF THE GROUND”“FLAMING PIE”、そしてロックンロール・アルバム“RUN DEVIL RUN”、ライブ・アルバムは2つのツアーとアンプラグド、クラシック3作品とファイアーマン2作と多彩だ。90年代はこの他にポールは、ビートルズ・アンソロジー・プロジェクトにも関わっており、大いにビートルズに浸ることになった年代でもある。
ビートルズ再燃
驚くべきことに、ポールはビートルズの作品にどっぷり浸ることは、今後の自分の創作活動に、スランプなどの悪い影響を与えるかもしれないと懸念していたという。当たり前だが、ポールがビートルズのメンバーであったにも関わらずだ。それほどまでに若き天才集団ビートルズの放熱はいまだ衰えを知らなかった。が、ビートルズ・アンソロジーをやったことはポールにプラスに働いた。ポールは、「僕らがいかに速く、楽しく、曲を作っていたかを再認識した」と語っており、それはポールを“FLAMING PIE”へと誘っていく。

リンダとの別れ

90年代には最愛の妻リンダとの別れもあった。“FLAMING PIE”の制作終盤にリンダのがんが発覚したが、ポールは様々な意味合いで、作業を中断することは良くないと判断し、レコーディングを続行。リンダのお見舞いの後に作業したりしている。リンダも最後にコーラスに参加し、その様子は、“FLAMING PIE”のデラックス・エディションに収録されているDVD『イン・ザ・ワールド・トゥナイト』で観ることができる。リンダ他界後、傍目に見ていても心配になるほど肩を落としていたポールは、再起不能と思わせるほどだった。

ロックンロール

友人たちの勧めもあり、生前リンダが好きだったロックンロールを集めたカバー・アルバムを出してみようと思い立ったポール。ロックンロール・アルバムは、これまで“CHOBA B CCCP”があったが、あくまでもソ連限定の形をとり(後に全世界発売)、やはりジョンの名盤“ROCK‘N’ROLL”のことを考えると、それに匹敵するには……と二の足を踏んでしまうところもあったのではないだろうか。が、リンダ追悼ということで、精神は奮い立ち、ピンク・フロイドのデビッド・ギルモアやディープ・パープルのイアン・ペイス、パイレーツのミック・グリーンら、強者どもも集まってきた。ここでのプレイがリンダとの別れを乗り越えるきっかけとなり、ポールは復活。この年代を締めくくるミレニアム・ライブとして、故郷凱旋、そしてルーツに還る、リバプールのキャバーン・クラブでのライブを行うことになる。

これからのポールへ繋がる

一人の人物なので当たり前だが、この90年代のポールにじっくり浸ることで、今のポール、これからのポールに繋がっていく。ファン必読の書!

 

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キーワード: ゲット・バック・ツアー, ザ・ニュー・ワールド・ツアー, ザ・ワールド・ツアー, ポール・マッカートニー, 会報誌2020年10月号掲載, 会報誌2020年8月号掲載, 会報誌2020年9月号掲載, 会報誌2022年3月号掲載, 会報誌2022年4月号掲載, 会報誌2023年3月号掲載

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